2005年 04月 05日
ガラスの花瓶に生けるレッスン
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先月のフレッシュフラワーベーシックコースでの、レッスンレポートです。
メイフェア名物(?)「いろんなガラスの器に30本のチューリップを生ける」がテーマ。
ドーンとみなさんの作品を大公開!
(写真はチューリップ「ジャクリーン」。ユリのような花びらの形。エレガントです。)
まず一つ目は、Nさんの作品から。
ファンシーフリルという名前のチューリップです。葉っぱがとっても大きくてしっかりしていたのを目ざとく見つけたするどいNさん。
お花に、一本一本この葉っぱのおくるみを着せてかわいく並んでいます。
ベースは、無色透明のゼリーとピンクのグラニュールをミルフィーユのように重ねて。
お花はこのゼリーからお水を吸えるんですよ。
グラニュールは、色のついた直径2,3ミリの小さい石です。お花の装飾用で、いろんな色があります。
続いては、Mさんの作品。
名づけて「DNA」。
細長いシリンダーの中に、上手にチューリップの曲線を活かしてアレンジされています。
最初は、まっすぐに並べる予定だったのですが、お花の茎が柔らかすぎてまっすぐ立たず・・。ならば、その曲線を活かしていけようと思ったそうです。
臨機応変にアイディアを変えていけたのはすばらしい!なかなか難しいことです。
一緒に入っている細長い葉は「ミスカンサス」。手でカールを付けてあげるとこんなふうに柔らかいカーブを作ってくれます。
色がどうしてもシリンダーの上の部分に集中してしまって足元がさびしくなるため、色つきの石を底に入れています。おもしろい作品になりました。
お次は、Rちゃん。
今回、チューリップはいろんな種類を準備して、好きなものを選んでいただいたのですが、「この色がすき!かーわいー」と、頬がほころんでいたのを思い出すわ~。
「このオレンジにはこの濃い緑の葉で南国風に」(Rちゃん談)と一輪水に浮かべて。
緑の葉(モンステラ)が重い印象になりがちだけど、水の軽快さと、チューリップを花首だけにして、オレンジ色を強調したことで、いいバランスになりました。
さて、次は、体験レッスンに来てくれたKさん。
お花は初めてとのことでしたが、とってもすてきなアレンジを作ってくれました。
二つのアレンジを同じ雰囲気で作っていますね。
器の中に、「クリスタルアイス」という、アートの氷のようなものを入れ、水を張っています。
クリスタルアイスが光にキラキラ輝いて。。
お花の量は少なくても、器を組み合わせることで広がりが出て、豪華にディスプレイできます。
右のカクテルグラス型のアレンジは高さがあるので、垂れるタイプのグリーン(ワイヤープランツ)で飾っています。
チューリップは数本を、グリーンで束ねてあしらっていました。ミニブーケのようでかわいかった。。
次は、Kちゃんのかっこいいアレンジ。
透明ではなく、黒のスリムな花瓶をえらんで。
この葉物(ニュウサイランといいます)、とっても気に入っていたね。
まず葉を選んで、それからそれに合う器を選び、そして、花を。
花を生けるといっても、デザインのインスピレーションは花だけとは限らないよね。
こんなふうに、「すきだなー」と思えるアイテムから発想を広げられたの、よかったです。
このチューリップ「フロローサ」、なんてきれいな色!
おとといのブログに書き込みしてくれたYOKO・Iちゃん。
Mさんと同じ花瓶を使って、チューリップも長く使ったところも同じなのですが、YOKOちゃんのチューリップ「クイーン・オブ・ナイト」、茎がしっかりしていて、ピン!とまっすぐ。
姿勢のよさを活かしてまっすぐに生けられています。
YOKOちゃんは、お水を花首までたくさん入れて。チューリップたち、浮いてるんですよ!
おもしろいね!
写真を見て思ったんだけど、茎をもう少し短めで、ぱっつりと切りそろえ、浮いてることを強調してもよかったかな。
葉の残し具合、とってもバランスがいいと思います。
体験レッスンのもうひとりのKさんの作品。
ゼリーにインクで色をつけました。
「このピンクにはブルーがいい!」と言ったKさん。正解だね。
同系色、たとえば、このピンクのチューリップなら、やはり薄めのピンクのゼリーにすると、失敗は無いのだけど、こんなふうにグループの違う色をもってきて、それがぴったりはまると、すっごくおしゃれになります。失敗を恐れずトライして、よかったね~。
まだまだお見せしたい画像はたくさんあるんですが、今日はここまでー。
こんなかんじのモダンなスタイルの花瓶生けは、作品を見る以上に実際に作って見ると、難しいと感じるはず。
でも、少ない本数のお花でも、花瓶や、そのほかの資材の使い方の工夫でおもしろいものが作れると思います。これからも花瓶にお花、気軽に生けてみてね。
satomi
メイフェア名物(?)「いろんなガラスの器に30本のチューリップを生ける」がテーマ。
ドーンとみなさんの作品を大公開!
(写真はチューリップ「ジャクリーン」。ユリのような花びらの形。エレガントです。)
ファンシーフリルという名前のチューリップです。葉っぱがとっても大きくてしっかりしていたのを目ざとく見つけたするどいNさん。
お花に、一本一本この葉っぱのおくるみを着せてかわいく並んでいます。
ベースは、無色透明のゼリーとピンクのグラニュールをミルフィーユのように重ねて。
お花はこのゼリーからお水を吸えるんですよ。
グラニュールは、色のついた直径2,3ミリの小さい石です。お花の装飾用で、いろんな色があります。
名づけて「DNA」。
細長いシリンダーの中に、上手にチューリップの曲線を活かしてアレンジされています。
最初は、まっすぐに並べる予定だったのですが、お花の茎が柔らかすぎてまっすぐ立たず・・。ならば、その曲線を活かしていけようと思ったそうです。
臨機応変にアイディアを変えていけたのはすばらしい!なかなか難しいことです。
一緒に入っている細長い葉は「ミスカンサス」。手でカールを付けてあげるとこんなふうに柔らかいカーブを作ってくれます。
色がどうしてもシリンダーの上の部分に集中してしまって足元がさびしくなるため、色つきの石を底に入れています。おもしろい作品になりました。
今回、チューリップはいろんな種類を準備して、好きなものを選んでいただいたのですが、「この色がすき!かーわいー」と、頬がほころんでいたのを思い出すわ~。
「このオレンジにはこの濃い緑の葉で南国風に」(Rちゃん談)と一輪水に浮かべて。
緑の葉(モンステラ)が重い印象になりがちだけど、水の軽快さと、チューリップを花首だけにして、オレンジ色を強調したことで、いいバランスになりました。
お花は初めてとのことでしたが、とってもすてきなアレンジを作ってくれました。
二つのアレンジを同じ雰囲気で作っていますね。
器の中に、「クリスタルアイス」という、アートの氷のようなものを入れ、水を張っています。
クリスタルアイスが光にキラキラ輝いて。。
お花の量は少なくても、器を組み合わせることで広がりが出て、豪華にディスプレイできます。
右のカクテルグラス型のアレンジは高さがあるので、垂れるタイプのグリーン(ワイヤープランツ)で飾っています。
チューリップは数本を、グリーンで束ねてあしらっていました。ミニブーケのようでかわいかった。。
透明ではなく、黒のスリムな花瓶をえらんで。
この葉物(ニュウサイランといいます)、とっても気に入っていたね。
まず葉を選んで、それからそれに合う器を選び、そして、花を。
花を生けるといっても、デザインのインスピレーションは花だけとは限らないよね。
こんなふうに、「すきだなー」と思えるアイテムから発想を広げられたの、よかったです。
このチューリップ「フロローサ」、なんてきれいな色!
Mさんと同じ花瓶を使って、チューリップも長く使ったところも同じなのですが、YOKOちゃんのチューリップ「クイーン・オブ・ナイト」、茎がしっかりしていて、ピン!とまっすぐ。
姿勢のよさを活かしてまっすぐに生けられています。
YOKOちゃんは、お水を花首までたくさん入れて。チューリップたち、浮いてるんですよ!
おもしろいね!
写真を見て思ったんだけど、茎をもう少し短めで、ぱっつりと切りそろえ、浮いてることを強調してもよかったかな。
葉の残し具合、とってもバランスがいいと思います。
体験レッスンのもうひとりのKさんの作品。
ゼリーにインクで色をつけました。
「このピンクにはブルーがいい!」と言ったKさん。正解だね。
同系色、たとえば、このピンクのチューリップなら、やはり薄めのピンクのゼリーにすると、失敗は無いのだけど、こんなふうにグループの違う色をもってきて、それがぴったりはまると、すっごくおしゃれになります。失敗を恐れずトライして、よかったね~。
まだまだお見せしたい画像はたくさんあるんですが、今日はここまでー。
こんなかんじのモダンなスタイルの花瓶生けは、作品を見る以上に実際に作って見ると、難しいと感じるはず。
でも、少ない本数のお花でも、花瓶や、そのほかの資材の使い方の工夫でおもしろいものが作れると思います。これからも花瓶にお花、気軽に生けてみてね。
satomi
by mayfairflowers
| 2005-04-05 21:14
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