2019年 02月 06日
流れに乗る人生
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この季節は本当に生花がかわいい!!!
毎日毎日寒いけど、
この可愛い花を楽しめると思ったら
寒いのも悪くないと思えるほど。
みずみずしくて生命力にあふれ
のびやかで優しい。
春の花はもう最高!!!
自宅用の花は
常日頃は白やグリーンの花を選ぶことが多いのですが
この時期は色とりどりのものを選んで
思いっきり楽しんでいます。
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より気持ちが向くほうに
より気持ちが大きいほうに
人の人生というものは
向かっていく。
何を食べて、何を着て
何をして、誰と会って
何を仕事にし、何を仕事にせず
一日のうちで何に一番時間を費やして、何に費やさないか。
毎日の暮らしというのは
数え切れないほどの決断の連続で
その決断の一つ一つの結果が
今の生活を形作り、彩っている。
19年前、花のレッスンを一生の仕事にしたいと思い
自宅のダイニングテーブルを使ってお教室を始めたとき、
その時にはまだプリザーブドフラワーがなく
(厳密にいうとこの世にはもう存在していましたが
まだほとんどその存在が知られていなかったタイミングでした)
それまで学んでいたのは生花でしたから
花のレッスンといえば
生花のレッスンをするということに
迷いがありませんでしたし
私の中で生花以外の選択肢はありませんでした。
教室を始めてしばらくたって
とてもおしゃれで流行に敏感なかわいらしい生徒さんから
「プリザーブドフラワーをやってみたい」とリクエストがあり、
レッスンに早速取り入れてみたところ、
とても好評で。
当時の生徒さんは
忙しいOLさんが多かったので
疲れて帰ったときに
いつも満開の美しさで迎えてくれるプリザーブドフラワーにとても癒されると
口々におっしゃいました。
人々をそんな気持ちにさせるプリザーブドフラワーの力に感激しましたし
レッスンを心底喜んでくださる様子を見て
とても幸せな気持ちになったのでした。
そんなプリザーブドフラワーをレッスンするうちに
もっとアカデミックに学びたい!資格を取りたい!というリクエストが挙がり、
そんな真摯に花に向かう生徒さんたちのキラキラした瞳に後押しされて
JPFA(日本プリザーブドフラワー協会)の門をたたき
JPFAのディプロマを取得するためのレッスンを始めたのでした。
その頃はこの新しい花に魅了される人が続出で
学びたい人もたくさんいらしてくださるようになり、
最初は生花だけだったメイフェアフラワーズのレッスンも
だんだんプリザーブドの比率が上がって来て
その勢いはとどまることなく、
ほどなくそれが逆転し
ついに生徒さんの数は生花よりも多くなり
そのまま今に至っています。
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生花の良さをよく知っていらっしゃる方や、
以前生花を一緒に学んだ仲間たちから
「生花のレッスンをもっとやらないのですか?」と聞かれることがありました。
もともと教室を始めたのは
「いつも好きな花に囲まれていたい!!!」
「四六時中一緒に花といたい!!!」という自分本位の強い願望でした。
その「いつも花に囲まれていたい」願望は
教室をはじめたらすぐに叶い、
その思いはあっという間に満たされましたが
その思いが満たされたら今度は
違う願望がむくむくとわいてきました。
それは「来てくれる方も花で幸せになってもらいたい」というものでした。
当初の「花に囲まれたい」は自分の願望を満たすものでしたが
次第に芽生えた「花で幸せになってもらいたい」というのは
生徒さん主体の思いであり
自分ももちろんだけど
周りの人に対する気持ちというものも、
だんだん大きくなっていきました。
だから、「やりたい」と言ってもらったことは
何とかして私も習得して
一緒に学び、楽しんでいきたい!と思いましたし、
それを苦に感じることなく
当初の予定にはなかった
プリザーブドフラワーをどんどんレッスンに取り入れました。
生花にこだわることよりも
やりたいといってもらえることを一緒に楽しめることのほうが
より幸せと感じ
その感情を最優先させている自分がいました。
そんな選択があって
今のメイフェアフラワーズがあります。
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もしあのとき、
プリザーブドフラワーをレッスンに取り入れなければ
今のメイフェアフラワーズはどうなっていたのかは
もはや知る由もなく、
人生とは本当に一度きりで
巻き戻せない、
ある意味、緊張感に満ちたものだなぁと感じますが
今の私とメイフェアフラワーズが幸せでいられているということは
今会えている生徒さんやお客様と
笑いあえる時間がとても幸せだと感じられているということは
あの選択は間違っていなかったかなと
本当のところは
自分がこの世におさらばする時までわからないかもしれませんが
でも今のところは
言ってもよいのかなと思っています。
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自分の思いはもちろんだけど
ちょっと周りの人を見渡して
周りの人の気持ちにフォーカスしたときに
今まで気づかなかった新しい視点に出会うことがあります。
花をやっていると
特にいろんな方々の感性に出会うので
よりその部分に敏感になります。
私にとっての幸いは
そんな感性に日々囲まれ
選択させてもらえることかなと
これからの花人生では
さて
何をどんなふうに選んでいくのかなと
まだ見ぬ日々に
思いをはせています。
by mayfairflowers
| 2019-02-06 18:17
| レッスン