2006年 11月 27日
*私が毎年ロンドンに行くわけ*
|
「よくもまあ、飽きずにロンドンばっかり毎年行くねぇ。」とよくあきれられます。
いえいえ、飽きるどころか、暮らしたいくらいです。
ヘンな表現なのですが、もし、今、江原さん(スピリチュアルカウンセラーの)に鑑定してもらったら、私の前世は、詳しくはわからないですが、ロンドンに住むイギリス人だと言われるような(というか、言われたい、というか)気が勝手にしています。
社会人になってから、ロンドンに縁が深かったのは、偶然だったのかな。。。
新卒で入った会社を2年で辞め、初めて外国で暮らしたのが、ロンドン。
最初の頃こそ、不安な日々を過ごしたものの、すぐに生活になれ、大好きな街に。
それまでの「こうしなくちゃ、ああしなくちゃ」と、規律いっぱいの生活がちょっと窮屈に思えていたのかも。若かったのもありますしね。
その、ロンドン暮らしの時期、次に勤める会社はイギリスの会社だと心に決めて、とにかくコンプレックスだった英語を習得することに没頭した1年。
そして、運よく(本当に運よく)、本命のエアラインに入れたのでした。
それから、仕事で月に3,4回ロンドンを訪れる機会に恵まれ、新しい仕事や仲間と出会い、充実した時間を過ごせたと思います。
この間、ロンドンで学んだことは数知れず・・。
特に、たくさんの外国人と一緒に仕事をしたことは、印象深く。
彼らと仕事をするなかで、びっくりすることが多々。
「仕事」や「生きること」に対する考え方に影響を受けました。
彼らから学んだことは、「強さ」。
処世術、というと、ちょっとイメージ悪いかもしれませんが、生きるすべ、っていうんでしょうか、よく知ってる人たちだと思います。
抽象的になってしまいますが・・
彼らイギリス人は、たくさんのことを経験してきている、と思います。
戦争や、宗教的な紛争や、人種差別、これは日本にもあるものですが、イギリスのはもっと根深くて複雑で。
そういう大変なことを乗り越えるために、彼らは強くなったのではないかと思います。
決断の早さ、行動力。
やると決めたら、意志を持ってやりぬく。
瞬発力と持続力。
そして、彼らは自分たちが強いことを良く知ってるとも思います。
強さはやさしさ。
自分たちより立場が弱い人をよく守ります。
けれども、そうでない人には、強い闘争心。
とてもわかりやすいです。
生粋のイギリス人と本当の友達になることは難しいことだと思います。
心のうちを、出会ったその日にぱっと開いてくれる人は、ほとんどいません。
(ときどき、オープンマインドなイタリアンやスパニッシュと接するとほっとしたりしましたが・・。)
20代前半の頃、ボンドストリートやスローンストリートでショッピングが楽しくて。
どこで何を食べて、何を着てどこへ行くか、そんなことばかり考えて。
20代中盤。花との出会い。
生活がガラッと変わりました。
他の何にお金と時間を使うより、お花のレッスンを受けたくて。
「いつも花が中心」になったのはこのころ。
20代後半。
その後の人生をどう歩くべきか、考えるように。
好きなことを一生の仕事にすることに。結婚。
30代になって。
人生の中で大切にしていきたいものがひとつ、ふたつとみつかって。
白は白、黒は黒と言えるようになるように。
日々の暮らしに愛を見つけられるようになるように。
「真実」を探しに行くのだと思います。
私がロンドンへ行くわけ。
行くと、それまでの価値観の枠の中にない、もっと広くて大きなふところのなかで、自分なりにものを考え、答えを導こうとすることができるから。
あれを見たいとか、これを食べたいとか、あそこへ行きたいとか、もうそういうのはあまりなく、
ただ私が欲しいのは、「強さ」と「何が本当で何が嘘かを感じれる心」。
もちろん、生きていくのは、ここ日本です。
日本人として、どうあるべきか、どんな女性になっていきたいか、これからも、探していく日々です。
satomi
mayfair flowers
*写真はハイドパークからケンジントン宮殿までゆっくり歩いて、撮りました。
とても暖かい晴れた日曜の午後。今回もずっとよいお天気で助かりました。カメラをずっと持って歩くのは結構疲れましたけれど(笑)。
by mayfairflowers
| 2006-11-27 18:27
| 想うこと